恐怖と不安に取り憑かれる

続き
 今更ながら、五十嵐太郎『過防備都市』を読む。この世界が恐怖と不安に取り憑かれていることがよくわかる。”ノストラダムスの大予言”は当たっていたのだろう。この世界はアメリカではなく”恐怖の大王”が支配しているのだ。もし、恐怖と不安に取り憑かれているのが、自警団だけでなく、犯罪者もそうだとすれば、とても皮肉な結末が用意されているような気がする。どんなに自警団を作ったとしても、数は少ないが社会に与える影響の大きいやけくそ型犯罪は防げないだろう。やけくそ型犯罪の前では、自警も防犯も無意味だ。社会のあり方は過防備ではないものが必要なのだと私は思う。



<了>






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